新エコールドパリ浮世・絵美術家協会

「新エコールドパリ浮世・絵美術家協会」(略称NEPU)は、パリ国際サロン会長のアムビーユが発案し、現在もフランス画壇の重鎮作家ジャン・マリ・ザッキ氏がリードし対応している日本とフランスが共に活動する、かつてない美術運動体です。
日仏の両国ともが本部という位置づけで、この運動をより刺激し高め合うという趣旨から、独立した関係の本部で運営されています。会員は主にパリ国際サロン会員が中心となり、欧州美術クラブ出品作家、JIAS日本国際美術家協会会員、新人実力者それぞれが新鮮美溢れる表現技法を注入し、発展していく運動体であり、フランス画壇の流れを変える事を目指し設立された美術家協会です。

設立目的

「日仏画壇の交流振興」「世界美術界の活性化と繁栄と産む大いなる可能性に満ちた絵画新表現運動体の発足」
設立目的

東洋の日本を代表する21世紀的美術運動の意、「現代のジャポニズム旋風」の主体となり、フランスに流れを創ることを目的とします。浮世絵のDNA線上に在る日本画壇の伝承者、並びに有志群との協働がフランス画壇への刺激になり、相乗効果を産み、次世代の美術活動の担い手となる事を目指し、フランスに新しい風を起こす事を目指します。現代スーパースター作家が必ずしも横溢していないパリの画壇の現状を鼓舞するため、ポール・アムビーユ氏とその従兄弟・評論家ロジェ・ブイヨ氏が “日本画壇”に対する期待をその象徴ととらえ、強い希望により実現しました。

活動内容

協会の具体的な活動は、会員が目指し、発展させていく運動です。
NEPUの活動内容
1:フランスに流れを作る

まず志高い会員を募り、世界に発信すべき創意に満ちた表現の象徴体“浮世・絵”という名の現代日本美術でフランスに流れを作る事を目指します。かつて多数の先人浮世絵師の版画が欧州画壇を魅了した様に、21世紀に日本人作家の手に依る創造作品をパリ市内外に存在する展示空間に於いて日・仏作品展観催事を介して発表します。現在facebook(仏語)にパリ国際サロンなどフランスで開催する展覧会の毎年展覧会情報を数万人へ配信し、確かな手応えを得ています。

2:「NEPU代表作家」の選出、紹介

毎年数名のNEPU代表作家を選出し、国際美術賞展、日本・フランス現代美術世界展にて作家紹介に励みます。

3:展覧会での活動

主にパリ国際サロンを活動の場として、NEPU会員の新たな創作とともに「新しいジャポニズム」の精神を加え、パリ画壇、サロン愛好家へインパクトを与えます。また日本フランス現代美術世界展でも会員の活動の場とし、海外出品作家、サロンで活躍する画壇達へ刺激を与えます。NEPU代表作家を紹介する事で、より協会繁栄に努めます。その後新エコールドパリUKIYO-E美術家協会展の開催も(数年に一回、不定期)フランスまたは日本にて目指します。

入会資格
ダミー
原則として、パリ国際サロン及び欧美国際公募 美術賞展、日本・フランス現代美術世界展への出品作家の中から、エコールドパリ賛助作家会員として推挙された作家に限ります。入会希望については事務局までお問い合わせください。
NEPU代表作家 / Les representants UKIYO-E
NEPU代表作家とはその年のNEPU関係展覧会に出品された会員の中から毎年4~5名選出されます。このNEPU代表作家は新エコールドパリ浮世・絵美術家協会の活動を普及する目的で【その年を代表する公認作家】とし、1年間国内外の展覧会やフランス情報誌、WEB等により広く広報されます。

NEPU代表作家ページへ

発足について
この運動体の発生はアムビーユから誕生したものであり、ロジェ・ブイヨ、ザッキ、ペリエール、馬郡俊文が集い長い年月をかけ、日本とフランスにて議論をし、発足に至りました。
日本・フランス協会本部
  • ポール・アムビーユ

  • ロジェ・ブイエ

  • ジャン・マリ・ザッキ

  • パトリス・ド・ラ・
    ペリエール

  • 馬郡俊文

発足までの経緯
1)構想
1)構想
2008年6月フランスにてアムビーユ氏、ロジェ・ブイヨ氏より氏が長年構想していた「浮世・絵」(即ち新しいジャポニズム)の概念に辿り着くのに10年かかった新しい流れの創造についての情熱を吐露される。
2)日仏会議
2)日仏会議
2009年6月フランス ポール・アムビーユ氏邸宅にて、アムビーユ、ロジェ・ブイヨ、ザッキ、ペリエール、馬郡俊文が集った。ポール・アムビーユ氏の発想と強い希望を実現するものは協会の設立である事を議論する。
3)日本会議
3)日本会議
2009年春、欧美事務局にてJIAS会員十名程の識者に御足労願い、報告と内容・理念の読謡が代表から行われた。大勢は代表一任というご意見を拝聴。約半年近くの間、試行錯誤(日仏間)の末、フランス本部の定款の作成を見る。
4)設立発表日
4)設立発表日
2009年11月9日 フランス、パリ6区に位置する“コレクションプリヴェ美術館”【第17回パリ国際サロン】展閉会の夕べの集いの中で、初代会長アムビーユより本会の創立が華々しく発表され、今日に至る。
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よくある質問

浮世・絵(UKIYO-E)とは何ですか?
ここではいわゆる江戸時代の浮世絵の意ではなく【21世紀の日本美術の流れ】というシンボリックな表現、愛称であり、【世界に発信すべき現代日本美術】を浮世・絵UKIYO-Eと名づけています。

江戸時代からの「浮世絵」のコピーではなく、かつて日本の浮世絵が過去・現在のフランス画壇に影響を与えた如き、フランス人の描けない、新しい発想の日本人作家作品の流れを創造することが求められます。『形而上学的遊び心とセンス・オブ・ユーモアに生きる画家』の集いの力が、21世紀のエコールドパリのエスプリを昇華すると考えます。

浮世絵にこだわる向きには、
* 歌麿に代表される『雅』
* 北斎の孤高の精神に則った広範囲の自由な創造性に裏付けられた『宇宙観』
* 広重に代表される日本の風景美を備えた『風景・構成力』

という3つのカテゴリーに分類し、志高い参加者の理解の一助としたいと考えます。

浮世・絵(英Floating Life Painting/仏Peinture de la Vie Flottante)は
*「雅」歌麿
*「宇宙観」北斎
*「風景・構成力」広重
としてフランス人画家・コレクターには教宣しています。

※ 「浮世」とは「Floating Life」を意味するものです。
即ち、浮世の美術、21世紀の日本人の手に成る絵画と解釈してください。
パリ国際サロンに出品しないと会員になれないのですか?
審査の際連続出品は考慮の対象になりますが、今年出品されなくても昨年或は来年度出品を対象に、会員の資格審査を受けることが出来ます。 また、「欧美国際公募 美術賞展」、「日本・フランス現代美術世界展」への出品も本会活動として考慮されます。
会員になった場合の義務や特典はありますか?
入会費年会費の納入のほか、原則として毎年の出品活動が原則となります。 具体的な特典はありませんが、この新エコールドパリ浮世・絵美術運動が広く世界画壇に拡がり、高い評価を受ける様になれば、正会員の名誉は計り知れなくなります。つまり、正会員は“日本人である貴方しか創れない表現体を発表し続ける事にあります。会員としての名誉と、会の発展、更にこの運動への参加をきっかけに個々の絵画新表現としての作風の構築が最初の目標です。
次の美術活動の担い手を目指される事を切に希望します。
参加したいが自分の作品(絵)は、具象の風景なので対象外ですか?
UKIYO-Eというのは、いわゆる浮世絵ではなく、「日本人としての精神性と感性に基づく表現」という象徴的な意味合いで、シンボリックな表現と解釈してください。『なにを描くか』ではなく、東洋の土壌に培う日本人の創造が期待されている所以です。
書・墨、前衛書などを制作する作家は対象外ですか?
「日本人としての精神性と絵画的表現」の作品であればジャンルを問わず出品可能です。抽象・具象・種別等は無関係です。立体、工芸も可能です。
エコールドパリとは何ですか?
第一次と第二次大戦間、1920年代のパリで制作したユダヤ系外国人画家たちを指します。特定の流派に縛られない画家のグループで、パリのモンマルトル、モンパルナス界隈を居住地として活動していました。
主な画家として、モディリアーニ、シャガール、キスリング、スーチン、パスキン、等々、そして日本の藤田嗣治が挙げられます。
パリの芸術的自由な風土が外国人芸術家を魅了し、パリ派とも呼ばれる主として画家集団がエコール・ド・パリを形成するに至りました。
パリ在住のフランス人画家も多数存在しているが、名が知られる画家は、殆どがユダヤ系である事が興味深いです。
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