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ル・サロン報告

第234回ル・サロン2024展覧会報告
第234回ル・サロン2024
第234回ル・サロン2024
会期:2024年2/13(火)~18(日) ※2/13はベルニサージュ
会場:グラン・パレ・エフェメール(パリ7区、シャン・ド・マルス公園内)
主催:フランス芸術家協会(Société des Artistes Français)
一般会期を前に2月13日(火)15時、パリ7区のエッフェル塔前にある巨大な広場「シャン・ド・マルス」の東端に位置するグラン・パレ・エフェメール会場にて、出品者および関係者向けの招待制ベルニサージュが催され、ル・サロン含む4つの統合サロンとして例年開催される「アール・キャピタル」は斯くもにぎにぎしく幕を開けた。
今回で234回を数える「ル・サロン」。会場に入るとすぐ右手の「LE SALON」ロゴが配された受付の先に、世界中から寄せられた応募作品より、確かな目を持つ審査員によって厳選された600点超の作品が広がる。いずれも見応えのある渾身作が肩をならべる様子は実に壮観である。
作品群に気を取られているとあっという間に時が過ぎ、すっかり陽が落ちた19時過ぎには、会場内メイン通路正面にライトアップされたエッフェル塔がくっきりと浮かびあがっていた。バンドが奏でる音楽が流れる会場内はアートの祭典を心待ちにしていた多くの人々で溢れかえり、出品作品を肴に美術談義に花を咲かせる様子がそこかしこで見られた。
ベルニサージュでは、フランス芸術家協会(ル・サロン)マドレーヌ ブルノー会長が出迎えてくださり、日本作家らの応募、出品と、はるばる日本から来場した作家らへの、感謝の言葉をいただいた。
同協会名誉会長ジャン・マリ・ザッキ氏も、来場した日本作家に挨拶したいと、作品を前に作家らと言葉を交わし、その後、会期を通し、全ての日本作品ひとつひとつをじっくり観覧した。
また、今回、名誉会長兼建築部門長である ドゥラルフ マルティヌ氏からのお声がけもあり、建築部門に日本より3名が初応募、出品。この分野においてもクオリティの高さも表明する絶好の機会となった。
  • 建築部門に日本より3名が出品

翌日からの一般会期以降も来場者は絶えることはなく、会場は連日賑わいをみせた。今回のベルニサージュには9,100人近くが集い、会期を通し約31,600人がこの年に一度のアートの祭典を堪能した。
会期終了後、ル・サロンを主催するフランス芸術家協会は、過去最高の入場者数を記録したと報告し、
ベルニサージュを含む6日間の会期を無事に終えた本展は18日(日)、惜しまれながら閉幕した。
なお、今回展にて、私どもを介して応募、出品された方より、金賞1名、フランス芸術家協会友の会賞(Prix des Amis de la société des Artiste Français)1名、メンション(MENTION)1名が輩出された。
  • 金賞:青山繁

  • メンション:西野誠

  • フランス芸術家協会友の会賞:小畑敦子

「国際公募展への応募に躊躇する方もいらっしゃると思うが、今後もぜひ、挑戦を続けてほしい。日本作家の作品が、本展を高質なサロンとして維持することに貢献していることは確かなのだから。皆さんの新しい作品を発見できることを心から楽しみにしている。」サロンでお会いする度、マドレーヌ会長より頂戴するメッセージを最後に、報告は以上とする。

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