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ル・サロン報告

「2014ル・サロン」 展覧会報告
225回目を迎えるフランス最古の公募展ル・サロン
2014年のフランス芸術家協会主催ル・サロン展は、今回も統合サロン「アール・オン・キャピタル」の一環として、11月25日(火)から30日(日)までグランパレにて行われた。
「アール・オン・キャピタル」では【ル・サロン展】、【コンパレゾン展】、【デッサン・水彩サロン展】、【アンデパンダン展】の4つの歴史サロンが同時開催され、全サロン合計2500人以上の様々な種別と国籍のアーティストが参加する。フランス芸術家協会主催となってから225回目を迎えるフランス最古の公募展ル・サロンは、マルティヌ・ドゥラルフ会長の下、昨年を上回る700人以上の国際アーティストが参加し、今年も見応えのある作品群を展開した。
多くの来場者で賑わったベルニサージュ
ベルニサージュは11月25日(火)に開催され、グランパレには今年のサロンを楽しみに来場した人々で賑わいをみせた。アーティスト同士、またはアーティストと美術愛好家が思い思いに会話を楽しむフランス式のベルニサージュは、夜10時まで続いた。
  • ザッキ氏とル・サロン会長ドゥラルフ女史

第1次世界大戦(1914年-1918年)より100年が経つ今年は、かつての大戦を戦った当時のサロン作家達へオマージュを捧げる特別展が開催された。赤いパネルスペースが設けられ、陸軍公認画家を多く要する現在のル・サロン会員作家を中心に、戦争の脅威を訴える作品が展示された。当時戦争によりル・サロン会員作家120名が犠牲になったという。
  • ザッキ氏によって描かれた帰還兵の絵

  • 第1次世界大戦へのオマージュ特別展となった

ル・サロン名誉会長のジャン・マリ・ザッキ氏によって描かれた、当時の印象的なホライゾンブルーの制服を身にまとい帰還する兵隊達の作品がメインとなり、当時の作家達の作品も併せて紹介され、来場者は戦争の悲劇に思いを馳せた。

ル・サロン展示作品にはアカデミックな絵画を一貫して重んじる傾向が見受けられた。また、欧州美術クラブから出品の日本作品は各作家の個性を感じさせる安定した質の高さをみせ、笹岡 梨紗子女史の作品が銅賞を授賞した。次回展の日本作家の更なる飛躍に期待したい。
尚、ル・サロンのドゥラルフ現会長は、2015年度JIAS主催の「第16回日本フランス・現代美術世界展」への招待出品が決まっており、作品が東京の国立新美術館に紹介される。
  • 受賞した笹岡 梨紗子女史の作品

  • 2015年日本・フランス現代美術世界展表彰式にて

40000人以上の来場者を数え、フランス画壇の主要イべントである統合サロン「アール・オン・キャピタル」は、今年も大盛況のうちに幕を閉じた。

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