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サロン・ドトーヌ展報告

「2018 サロン・ドトーヌ」 展覧会報告

2018年のテーマカラーに染まるパリ・シャンゼリゼ通の特設純白パビリオン会場

開場前から愛好家が長蛇の列を作った

「サロン・ドトーヌ2018」
会期:2018年10月24日(水)~28日(日)
会場:シャンゼリゼ通り 
   コンコルド~プティ・パレ(フランス パリ)
主催:サロン・ドトーヌ協会
華々しく開催された2018年のサロン・ドトーヌ オープニング

ドトーヌ会長のシルヴィ・ケクラン氏と在フランス日本大使館 木寺昌人特命大使ご夫妻

秋深い10月後半、パリ・シャンゼリゼ通りに、本年も大規模な純白のパビリオンが設営され、110年超の歴史を誇る現代アート祭典の開催を告げていた。

10月24日(水)午後3時。プレオープンが始まると、サロン・ドトーヌ協会の招待客20ヶ国以上の各国大使が次々と来場。
世界中から集結した気鋭の現代作家の最新作を堪能した。

シルヴィ・ケクラン会長も在フランス日本大使館 木寺 昌人特命大使ご夫妻を出迎え歓迎した。
日仏友好160周年を祝す日本年(ジャポニスム2018)で多忙ななか、パリ日本文化会館の杉浦 勉館長も来場し、「今年もこの季節がやって来ましたね」とご挨拶いただいた。
  • ケクラン女史、木寺特命大使ご夫妻、ドトーヌAYASAKI Rikka女史

  • パリ日本文化会館館長の杉浦 勉氏

日仏美術史への造形も深く、ドトーヌ作家からの信頼も篤い木寺大使は、時に足を止め、歓待するドトーヌ役員らの熱心な説明に懇意に耳を傾けた。
光栄にも大使のアテンドを仰せつかった欧美スッタフと共に、日本からの初出品作家作品は興味深く眺め、常連作家の新作には深く感心したりと、特に丁寧に回覧された。

5時過ぎ。
会場入り口から連なる長蛇の列は、親友クロード・モネに「睡蓮」の構想を与えたジョルジュ・クレマンソー像の足元を過ぎプティパレまで続いた。

その変わることのない注目の高さを証明し、世界屈指の国際公募展サロン・ドトーヌはここに開幕した。
  • 特別来賓の木寺大使

  • 日本作品一点一点を丁寧に鑑賞

日本からも多くの出品者が参列
日本からは17名の作家代表団が訪仏。
ケクラン会長をはじめとするドトーヌ作家や来場者と開催を喜び、親交を温めた。


夜が更けるに連れ来場者は増え続け、8時過ぎのケクラン会長のスピーチで、会場の気勢は最高潮に達した。
スピーチのなかでは、毎年国立新美術館で開催される「日本・フランス現代美術世界展」が紹介。
日仏現代作家の共演、さらに今夏は20名程のドトーヌ作家も来場、日本作家と交流を楽しみ、本願である異文化アーティストの交流の具現化を報告、満場の来場者と喜びを分け合った。

なお、会場内の受付でも「第19回日本・フランス現代美術世界展」の図録が置かれ、来たる2019年2月開催「第32回パリ国際サロン」と共に広報された。
  • 会長によるベルニサージュ挨拶

  • 17名の日本作家代表団が集った

高水準な審査を通過した日本からの作品は、同じくドトーヌ作家、各国の現代アートシーンを牽引する気鋭の作家作品と並んで展示。東洋の感性に深く根差した創作は会場内でひときわ輝きを放った。
  • ロワリエ氏とガルシア女史(中左:ヒホン関係者)

  • 日本作家作品に足を止める来場者

絵画部門プレシデント ロベール・モレル氏からは次のようにコメントをいただいた。
「本年の日本作品はいずれのテクニックでも非常に質が高く、今回の選考は良い意味でとても難しかった。出品作家の皆さんを心より祝福します。」

他にも長年日本作品を見続けてきた同部門プレシデント プシュ ジャン=ベルナール氏、事務局ポール・ギュワ氏からも本年の作品群の質の高さを称賛するコメントが寄せられた。
*ロベール・モレル氏のアトリエ訪問記(2014)はこちら
作家代表団は関連イベントにて交流を深めた
  • 絵画部門プレシデント ルフォール氏個展

  • ドトーヌ作家アペル氏のアトリエ訪問

10月25日(木)、作家団はパリ8区で開催中のドトーヌ絵画部門プレシデント ルフォール・ティエリ氏の個展を訪廊。
ギャラリーではデッサン・水彩部門プレシデント ブルジュノ・ソフィ女史も同席し、日本作家を歓待。日本・フランスでの創作活動、芸術観の違いなどについて終始和やかに懇談した。
後日、ドトーヌ会場にて、ルフォール氏は交流を以下のように振り返った。
「日本作家との出会いは、作家としてとても刺激的な体験となりました。異文化交流のもたらすダイナミズムは、他のドトーヌ作家にとっても新しい展開につながる貴重な機会となるでしょう。」


10月26日(金)はドトーヌ事務局より紹介されたドトーヌ作家アペル・フランク氏のアトリエを訪問。パリの中心から地下鉄で30分程の郊外に位置する氏の聖地は、特に欧州では古くよりそこかしこに見られるいわゆる“共同アトリエ”。
そこで氏は、2時間程をかけ、得意とする自身の創作テクニックについて、熱く、そして、丁寧に語った。
同日夜には、ドトーヌ会場近くのレストランで、ケクラン会長、アニショレ事務局長、アペル夫妻に歓待を受けた日本の作家団は、リラックスした雰囲気で歓談した。
同日夜、会場近くのレストランで、ケクラン会長、アニショレ事務局長、アペル夫妻から歓迎を受けた。作家団はドトーヌ関係者とリラックスして歓談、楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
最後に、ケクラン会長に賜ったスピーチより要旨を下記のとおり掲げる。
「日本との交流はドトーヌ発足以来100年以上続いております。アートを通した日本との芸術交流、また、優れた日本作品を世界に発信し続けることは、もはやサロン・ドトーヌのひとつの伝統となっております。皆様のおかげで今年もまたこの伝統を引き継ぐことが出来、光栄に思います。
創作は孤独ですが、サロン・ドトーヌはいつも作家が家族でいられる“家”でありたい。“作家同士のコミュニティ”—この理念を世界に広めたい。
このような日本の皆さんとの交流が、我々ドトーヌにとって非常に重要な指針になっております。ドトーヌは皆さんとこうして対話を続けられることを、たいへん名誉に思っております。」
展示風景(一部)紹介
facebookでも展示風景紹介しています
ドトーヌ2018アルバム
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