ル・サロン報告
第235回ル・サロン2025展覧会報告
第235回ル・サロン2025
第235回ル・サロン2025
会期:2025年 2月19日(水)~22日(土) *18日はベルニサージュ
会場:グラン・パレ(パリ8区)
主催:フランス芸術家協会
会期:2025年 2月19日(水)~22日(土) *18日はベルニサージュ
会場:グラン・パレ(パリ8区)
主催:フランス芸術家協会
パリオリンピックの影響で、5年ぶりのグラン・パレでの開催となった第235回「ル・サロン」。一般会期を前に2月18日(火)15時、出品者および関係者向けの招待制ベルニサージュが催され、ル・サロン含む4つの統合サロンである「アール・キャピタル」は斯くもにぎにぎしく幕を開けた。

歴史的建造物としての壮麗な佇まいはそのままに、大規模なリニューアル工事が行われ、再オープンしたグラン・パレ。近年、利用されない年もあった2階は刷新、展示エリアが拡充され、世界中から寄せられた応募の中から厳正な審査を通過したアーティストの作品が表情豊かに広がった。観覧者もまた、縦横無尽に作品観賞を楽しんでいる様子が伺えた。
アーティスト同士、美術関係者らが、久しぶりのグラン・パレや出品作品を肴に会話に花を咲かせる様子がそこかしこで見られ、時間の経過とともに会場の熱気は増した。19時を過ぎると外には来場を心待ちにする人々の長蛇の列ができていた。
アーティスト同士、美術関係者らが、久しぶりのグラン・パレや出品作品を肴に会話に花を咲かせる様子がそこかしこで見られ、時間の経過とともに会場の熱気は増した。19時を過ぎると外には来場を心待ちにする人々の長蛇の列ができていた。
現地を訪れた日本作家らは、フランス芸術家協会(ル・サロン)ブルノー=マドレーヌ会長に出迎えられ、ベルニサージュをスタートさせた。会長は、はるばる日本から渡仏した作家らに、出品と来場への感謝の言葉を贈り、双方ご挨拶が終了した後、写真撮影。その後、それぞれ作品鑑賞へ。
翌日からの一般会期以降も来場者は絶えることはなく、会場は連日賑わいをみせた。今回のベルニサージュには15,000人近くが集い、会期を通し約50,770人が年に一度のアートの祭典を堪能した。
会期終了後、ル・サロンを主催するフランス芸術家協会は、過去最高の入場者数を記録したと報告し、本展は大成功のうち、惜しまれつつもその幕を閉じた。
会期終了後、ル・サロンを主催するフランス芸術家協会は、過去最高の入場者数を記録したと報告し、本展は大成功のうち、惜しまれつつもその幕を閉じた。
なお、本展にて、私どもを介して応募、出品された方より、銀賞1名、銅賞1名、メンション(MENTION)6名が輩出された旨もあわせて報告する。
銀賞:中村 弘道
銅賞:べい 米翔
今回、直前の体調不良でベルニサージュに参加できなかった同協会名誉会長ジャン・マリ・ザッキ氏より贈られた以下のメッセージを最後に、報告は以上とする。
「まずは、入選を勝ち得た出品作家の皆さまに“おめでとう”を贈ります。そして、さらに中でも栄えある賞を受賞されたお2人、メンション(MENTION)に選ばれた6名にお祝いを申し上げます。
この結果は、皆さまの国際公募展への躊躇ない挑戦と、創作への意欲の顕れと確信しています。
今回、惜しくも選定されなかった皆さまも含め、今後もぜひ、挑戦を続けてほしい。日本作家の作品が、本展を高質なサロンとして維持することに貢献していることが立証されたのだから。次回は必ず会場でお会いしましょう。」
「まずは、入選を勝ち得た出品作家の皆さまに“おめでとう”を贈ります。そして、さらに中でも栄えある賞を受賞されたお2人、メンション(MENTION)に選ばれた6名にお祝いを申し上げます。
この結果は、皆さまの国際公募展への躊躇ない挑戦と、創作への意欲の顕れと確信しています。
今回、惜しくも選定されなかった皆さまも含め、今後もぜひ、挑戦を続けてほしい。日本作家の作品が、本展を高質なサロンとして維持することに貢献していることが立証されたのだから。次回は必ず会場でお会いしましょう。」
メンション:岸 甫
メンション:小林 白炎
メンション:西川 澄男
メンション:小畑 敦子
メンション: 新谷 晶
メンション:進藤 智子
欧州美術クラブ 公式Facebookにて全作品の展示風景アルバムを掲載しています
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