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展覧会のご案内

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サロン・ドトーヌ展報告

第122回 サロン・ドトーヌ2025

第122回 サロン・ドトーヌ2025
会期:2025年10月29日(水)~11月2日(日) ※10月28日(火)はベルニサージュ
会場:コンコルド広場 パリ8区


シャンゼリゼ通りの東端に位置し、セーヌ川の右岸に広がる広大な<コンコルド広場>は、パリの中心部で最も象徴的な場所のひとつ。面積約8.64ヘクタールを誇り、フランスの歴史と文化が凝縮された場所でもある、この<コンコルド広場>にて開催される初の記念すべき「サロン・ドトーヌ2025」が、2025年10月28日、盛大に幕を開けた。


アフタームービー

招待者・関係者のみが集う初日(10/28)、入口前には、一般公開に先駆け、これから始まるベルニサージュを心待ちに開場を待つ人々が列をつくった。セキュリティチェックをうけ会場に入り、エントランスエリアを抜けると、展示エリアが奥へ、奥へと続く。白く大きなパビリオン式会場の中心部には、広場の中央に位置する1836年にエジプトのルクソール神殿から運ばれてきた<オベリスク>が、二分された会場を見守るように聳え立つ。

18時を過ぎた頃には、なかなか前に進めない程の来場者で溢れかえった。アーティスト同士で挨拶を交わしたり、既に熱心な美術談義を繰り広げたり、祝杯を傾けたり。会場内はあっという間に熱気に包まれた。

19時頃より、会場最奥に設けられたイベントスペースにて、レベック ジャン=クリストフ会長が挨拶に立ち、「今回、4,000㎡の特設会場に48ヵ国、絵画、彫刻、版画、デッサン、写真、環境芸術、神話と特異性、未知の世界、デジタルアート、アーティストブック、建築など、あらゆる芸術分野に及ぶ1,000名超のアーティスト作品が集結。ベルニサージュを含む6日間の会期で3万人の来場者を見込んでいる」と高らかに本展開会を宣言した。

また、この第122回展は、現代の世界的課題のひとつ「海洋保護の世界的プログラム« La Mer en Commun (共有の海)»の一環として位置付けられ、特別協賛としてフランスの著名な海洋セーラーであるルイ バートン氏を迎えた。氏は本展開催週に参加した大西洋横断ヨットレース « Transatlantique Café L'Or »の最中、自身の船からライブ出演し、大海原の様子や海洋保護に対するビジョンや取り組みを熱心に語った。
さらに、欧美を介し出品した書家 栗原光峯氏もこのプラグラムに参加。海洋をテーマとした作品をライブ・パフォーマンスで披露し、多くの観客から称賛を浴びた。

会期中、欧州美術クラブを介し本展に出品した作家96名のうち、19名がご家族やご友人らと来場され、共に本展開催を祝した。会期中、連日のように会場で見かけた方も多く、他の出品アーティストらの作品と対峙する様子が伺えた。加えて、本展に会した1,000点超の作品全てから、これまで以上の生き生きとした活力に満ちた様子が伝わり、次回展への期待がますます高まったこともあわせてご報告する。

しっかり雨が降った日もあったが、日中は比較的過ごしやすい日が多く、展覧会日和に恵まれた。どの来場者も作品ひとつひとつと真摯に向きあい、同行者らと目前の作品について熱く議論を交わす光景が印象深く、会場内に常設されたパリ6区サン・ジェルマン・デ・プレで人気のアイスクリームパーラー« ANGIOLO »や、16区ブローニュの森の近くにあるレストラン Le Petit Comte « Bouillon Boulogne » のポップアップストアでの憩いのひと時を楽しむパリジャン、パリジェンヌに、アートが身近に在る日常を垣間見た。

開場直後から閉場まで連日、大勢の来場者を迎え、「サロン・ドトーヌ2025」は大盛況の中、惜しまれながら
6日間の幕を下ろした。

Instagramでは展覧会場を歩きながら欧州美術クラブより出品された作品をご覧いただけるウォークスルームービーを配信しています。

ウォークスルーはこちらより

欧州美術クラブ 公式Facebookにて全作品の展示風景アルバムを掲載しています

アルバムはこちらより