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ル・サロン報告

「ル・サロン2019」第229回 展覧会報告

トリコロール色に染まるグランパレの外観

パリを代表する建造物<グラン・パレ>にて華々しく開催
本展で第229回を数えるフランス芸術家協会主催「ル・サロン2019」は、コンパレゾン、デッサン・水彩サロン、
アンデパンダンを含む4つの歴史的サロンとの統合サロン「アール・キャピタル」として、2019年2月12日(火)から17日(日)まで大々的に開催された。

展覧会名:2019年ル・サロン
     La 229ème édition du Salon des Artistes Français
会期:2019年2月12日(火)から17日(日)*12日はベルニサージュ
会場:グラン・パレ(パリ)
主催:フランス芸術家協会
約12,000人が押し寄せた初日
会期初日12(火)、澄んだ2月の空の下、パリを代表する建造物<グラン・パレ>には開場前より長蛇の列ができていた。
18時を迎えるころにはようやく緩んだものの閉場まで途切れることはなく、開催を心待ちにしていた出品作家や美術関係者ら約12,000人が押し寄せた。
会場に足を踏み入れた途端、威容なガラス天井を備えた荘厳な雰囲気に圧倒された。
そこかしこにできた人だまりでは美術談義が白熱し、大輪の華を咲かせ、4サロンの集結にふさわしい広大なエリアも来場者の熱気が満ち溢れていた。
そして、なによりも作品群の質の高さに息を呑んだ。
夕刻、日本作家ら15名の作家代表団と合流。彼らも同様にとてつもない何かに圧倒されつつも、確かな高揚感に包まれた。時間の経過とともに会場の熱気は増し、それをかき分け進んだ先で、120Pの大きな自身の作品「日本橋のブーケ」を背に、現在、ル・サロン名誉会長であり、国際画壇で活躍する画家ジャン・マリ・ザッキ氏が満面の笑みで我々を迎えてくれた。

19歳ではじめてル・サロンに入選してから半世紀以上も本展で作品を発表し続ける氏は、作家代表団に会場内を案内しながら、時に立ち止まり展示作品を解説し、ル・サロンを長年担ってきた歴代会長や重鎮らを次々に紹介した。
代表団は、初めて会う現地作家、関係者らとともにシャンパンで開会を祝し、展示作品前で記念撮影をするなど、親交を温めた。

ザッキ氏は私どもを介して出品した日本作家作品全てを既に観覧。代表団の出品作家らには、ひとりひとり作品を前に厳しくも温かい熱のこもった寸評を贈った。
氏は我々に出品作家の皆さまへのメッセージを託した。「まずは、ようこそル・サロンへ。入選おめでとう!この入選は我々作家にとって大きな自信のひとつです。大切にしてください。いずれの作品についても、描こうとしたものを作家自身の感受性でしっかりと解釈され、見事にオリジナリティ溢れる芸術として昇華されていました。ぜひ今後のル・サロンを担うような創作を続けてください」と。

陽が沈むとベルニサージュはクライマックスへ向け加速。グラン・パレ外観はトリコロールカラーにライトアップされ、同時にライトに照らし出された会場内は作品とともに、まるで空中に浮かびあがったかのような幻想的な様子をみせた。それはまさに演出された特別な一夜だった。
その後、ベルニサージュを堪能した作家代表団はザッキ氏を囲む夕食会へ。尽きない美術談義に華を咲かせ、別れを惜しみつつ、次なる再会を誓った。
後日、ル・サロンは、ドゥラルフ会長のコメントと共に、「会期中の来場者は約35,000人を数え、高水準な審査をクリアした世界中からの出品作家600名による逸品が彼らを魅了した」と発表した。

なお、事務局より、昨年に続き本年も、私どもを介して出品した作家より2名が『MENTION』に選出された旨、連絡をうけたこともここにあわせて報告する。

~ドゥラルフ会長 コメントより~
「ル・サロン」、年に一度のわたしたちの約束の場所。驕ることない純粋な現代アートのコレクション。
伝統と個性そして誠実さへの敬意がわたしたちのサロンの礎となっている。
一部の限りある境遇とは異なり、ここは、全てのアーティストに開かれた場所であると自負している。


*ザッキ氏:「フランス芸術文化勲章 シュヴァリエ」「レジオン・ド=ヌール勲章 シュヴァリエ」ほか功労・功績・受賞多数/フランス国防省海軍および陸軍公認画家
古くより欧美/JIASの活動に賛同。以来、日本作家の国際的活動を支援、尽力する。現在、JIAS日本国際美術家協会フランス側名誉顧問も担う
*MENTION(メンション):ル・サロン展において、今後の入賞(金・銀・銅・優秀賞)候補として、フランス芸術家協会 ル・サロン事務局が認識した旨を表する奨励賞的認証


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