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ル・サロン報告

「2018ル・サロン」展覧会報告(第228回)

グランパレの外観

連日多くの来場者が訪れ、例年以上の盛況をみせたル・サロン展
去る2018年2月13日(火)から18日(日)、今年もフランス芸術家協会主催のル・サロンをはじめ、コンパレゾン、デッサン・水彩サロン、アンデパンダンの4つの歴史的サロンが一堂に会す「アール・キャピタル」が開催された。中でも228回を数える「ル・サロン」には連日多くの来場者が訪れ、例年以上の盛況をみせた。


展覧会名:2018年ル・サロン
     La 228ème édition du Salon des Artistes Français
会期:2018年2月13日(火)から18日(日)
会場:グラン・パレ(パリ)
主催:フランス芸術家協会
13(火)、ヴェルニサージュ当日は夕方頃から雪が舞い始め、会場となったグラン・パレの象徴的な丸天井に幻想的な影を落とした。冷え込んだ外気にも関わらず、油彩絵具がかすかに匂う会場内では、作家たちが美術関係者や愛好家らを歓迎。およそ10,000名が開催を祝し、美術談義に白熱した。様々な言語が飛び交い、家族連れも多くみられた。大人だけでなく小さな子供達も質の高い作品群に目を見張っていた。
18時を超えると、さらに来場者が増え、ベテランの風格あるフランス人グループの方からは、受賞を祝うらしいワインの栓を開ける音も聞こえ、会場の雰囲気はいよいよクライマックスへ。
「感動と共感」というテーマのもとに集結した本年
各サロンがキーカラーのカーペットで区分けされた会場内。ル・サロン展は赤絨毯上に展観。絵画・彫刻・版画・写真・建築部門合わせて30ヵ国から650名の国際的実力作家作品が「感動と共感」というテーマのもとに集結。さらに、本年は、「発掘、発見、驚き」というコピーを掲げ、現代アートで活躍する多くの有望作家作品を披露した。特にSPRAY Collectionによる特別展示が組まれ、まるで、これまでの伝統的現代アートに対照するかのように、ストリート・アートにスポットが当てられた。その他、部門別展示や関連イベントなど多くのプロジェクトは、今後の本サロンに新しい方向性も示唆した。
会期を11月から2月に移して大成功をおさめた昨年の勢いのまま、本年もエントランスホールのチケットカウンターには長蛇の列が見られた。珍しく雪の舞うパリの2月、世界の画壇を担う精鋭の有望アーティストの作品5部門1,500点を一望できる熱気に満ちた本サロンに人足が途絶えることはなく、翌14日(水)から
18日(日)までの4日間の一般公開も含め、最終的に約33,000名の来場者数が公式発表された。
今回も本サロンの成功をうけ、ル・サロンは様々なコメントを寄せた。一部を紹介する。

ドゥラルフ会長 コメントより
文字通り「現代的創造」に身を投じる今日のアーティストたち。
我々は「今日のアーティスト」の創作を紹介する。
いま、我々と同時代を生きているアーティスト!
芸術コレクター、ギャラリスト、メディア、美術愛好家はきっと、
この同時代の画家、版画家、写真家、建築家達の脈動を肌で感じとることだろう。


ル・サロン事務局より
ル・サロンは、何よりもまず透明性のあるアートの象徴体であり、数多くのアーティスト達にチャンスを与える。既に知りわたった「伝統」の反復ではなく、プロフェッショナルな審査員に厳選された国際作家達の現代作品を、世界に発信する。
もちろん我々の理念である「伝統への敬意」、「アーティストの真摯さへの敬意」を決して忘れず、アートの有する「現代性」を庇護することが、我々の役割の一つなのだ。




また、昨年に続き2018年も、ル・サロン会長のドゥラルフ女史の「第19回日本フランス・現代美術世界展」への招待出品が決定。作品が2018年8月8日(水)〜19日(日)まで東京の国立新美術館にて紹介される(入場無料)。
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