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受賞者インタビュー

第38回パリ国際サロン2025 ユニベール・デザール賞:青山 繁

青山 繁「静寂」油彩 65.0×80.5

2025年3月27日~30日パリ バスティーユ・デザイン・センター、ギャラリー・デュ・マレにて開催された「第38回パリ国際サロン2025」で【ユニベール・デザール賞】を受賞された作家へ、ユニベール・デザール誌 編集長ジョセ ティボ氏による特別寸評が贈られました。


第38回パリ国際サロン2025
会期:2025年3月27日~30日
会場:バスティーユ・デザイン・センター
   ギャラリー・デュ・マレ

受賞した作品の展示風景(ギャラリー・デュ・マレ)

  • バスティーユ・デザイン・センター

  • ギャラリー・デュ・マレ

第38回パリ国際サロン2025「ユニベール・デザール賞」副賞 作品寸評
青山繁の錦鯉が棲む池の清らかな水は、年々その存在感を増している。画家の筆のもと、時代を超え、国を超えて多くの象徴的機能を担ってきた水の要素は、人類史以前、信仰以前からの根源的な透明性を再発見する。鯉の池は宇宙の縮図であり、原初の調和を求めて人間が再構成した原始の海ではないだろうか。生まれ、成長し、愛し合い、結ばれ、語り合う幸福を羨みながら、のんきに滑るように泳ぐ繊細な魚に共感せずにはいられない。鯉が動く度に、波はその動きに同調し、普遍的なダンスを踊るようだ。あらゆるものに反響する水の動きは、画家がそのヴィジョンとテクニックによって、その愉快な明瞭さのすべてを書き写す生命のダンスと言えるだろう。



ジョセ ティボ
ユニベール・デザール誌編集長

JOSSET Thibaud
Rédacteur en chef du Univers des Arts

  • ミニ個展部門にも出品した青山氏の作品(ギャラリー・デュ・マレ)

寸評者プロフィール
ジョセ ティボ
美術誌ユニベール・デザール編集長
日々、活きたアートに接し培われた確かな目を持ち、パトリス・ド・ラ・ぺリエール前編集長の遺志を引き継ぎ現在編集長を務める
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