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受賞者インタビュー

2025年 第38回パリ国際サロン 大賞:加藤 由利子
2025年3月27日(木)から30日(日)までパリ バスティーユ・デザイン・センター、ギャラリー・デュ・マレにて開催された「第38回パリ国際サロン」の大賞受賞者インタビューです
2025年第38回パリ国際サロン 大賞受賞インタビュー

「時を飾る」日本画 80.3×116.7cm

インタビュー
この度の大賞受賞について、率直な感想をお聞かせください
まさか大賞を頂けるとは思っていませんでした。
通知を見た時に飛び跳ねるほど嬉しかったです。
自分の作品がフランスで評価されたことは、自信につながり、新たな作品に意欲が湧きました。
受賞作品「時を飾る」制作時のエピソードをお聞かせください
私なりのフランスのイメージを作品にしてみました。

中心の牡丹の花、脇にある菊の花はツバサを表し、周囲にある帯は風を表現。
色彩はフランスの国旗に使われている赤、青、白を基調。
「静寂な風景と柔らかな色合いが織りなす空間を描き、夢の中にいるような感じ」
花の美しさを大切に、柔らかな花びら、きめ細やかな花の表情に気を配りながら作品を仕上げました。
今回の大賞受賞作品は日本画ですが、日本画に取り組むようになったきっかけは?
また、日本画の魅力、ご自身にあっていると思うところ、日本画なのに敢えてやっていることなどありますか?
色々な画材を試しては使っていくの繰り返し。
最終的にたどり着いたのが「日本画の画材」。
自分自身に合った「オリジナル」を引き出せる可能性が面白く、発想が次々と湧いてくる。
色の美しさより色の奥深さ、乾かしたときの色の変化が楽しい。
自分の「オリジナル」作品に沢山の色を引き出して「華」のある作品を想像していくことを大事にしています。
制作スケジュールや一日のルーティーン、絵を描くこと以外で長年続けていることがあればお聞かせください
作業する場所をキレイにして新たな気持ちでイメージから始める。
描きたいものがあれば楽しみながら仕上げていく。
個展は1年に1回開催する。
パリで開催される国際公募展「サロン・ドトーヌ」「ル・サロン」にもご入選されています。
国内と海外、応募するにあたり作品制作の点で違いはありますか?
国内では、精密に描かれた作品と共にイメージや色も落ち着いた感じ、変化を望まずに、
ただ…色の奥深さは感じられます。
その点、海外は自由な発想、派手さの中には落ち着いた感じ、色や作品の変化を望んでいる。
色の奥深さはあまり感じませんが、その人の持つ個性、未来への可能性をカタチにする傾向があります。
「パリ国際サロン」をきっかけとして海外で作品を展示したいと思っている方、また、「サロン・ドトーヌ」「ル・サロン」といった海外公募展に挑戦したいと思っている方へのアドバイスやメッセージなどありますか?
「挑戦してみたいと思ったら、すぐ行動してください。」
自分の可能性に制限をかけずに色々なモノを自由に描いていけば自分だけの「オリジナル」になる。
取材して写真を撮ったり身近なものを写生したり楽しく描いていけば「苦」ではないはずです。
今後の目標や抱負、これから挑戦してみたいことなどをお聞かせください
沢山ありすぎて1つではありません。やりたいことは「無限」なのです。
日本画の画材と共に作品を極めていきたい。
自分が苦手としているものを積極的に取り入れ…これからの挑戦は「今」です。
プロフィール 加藤 由利子 / KATO Yuriko
JIAS会員/ル・サロン準会員
1975年静岡県生まれ。1998年京都成安造形大学日本画専攻科卒業後、現在まで独学でデザイン的な日本画を描く。主に国内や海外の公募展へ出展し活動。好きな作家は伊藤若冲。
欧州美術クラブ/JIAS関連展には2022年から毎年出品。2022年サロン・ドトーヌ初入選。2023年ル・サロン初入選、以後毎年入選出品。同年第24回日本・フランス現代美術世界展準大賞。2025年第38回パリ国際サロン大賞ほか多数。
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